カテゴリー「Psychedelic」の10件の記事

2015年12月 7日 (月)

中村一義 / 90'S (2000)

90s20151204私の1曲:⑧「主題歌」

◆4日はむつ、予報は雪で2/-2℃。車で行かない手を考えるべきでしたが、運ぶ資材もあり、車で行きました。陳列中から吹雪になり、終了は15時。1時間ちょっとで日が暮れるのだから厳しい帰路が予想されました。帰りに338号を選ぶと、陸奥湾側の279号より車も少なく、食事処もなく、日暮れまでなるべく進もうとするも、否、怖かった。轍も白くなり視界もなくなると本当に怖く、八戸道に入るとまた車線が分からず、雪は結局岩手県を抜けるまで5時間続きました。

◆宮城県に入って掛けた中村一義は解放感に溢れていました。①「犬と猫」から自由な音階、自由なメロディ。転調と、地声と裏声を縦横に行き来して渦巻いている。②「ここにいる」はピアノの奏でるメロディの美しいワルツ。アルバムには入ってない⑧「主題歌」。軽やかな口笛からサイケデリックに飛び込んで必死の裏声が続く、オリジナルを知らなければ誰がカラオケで歌っても上手いとは思ってもらえない、突き抜けた1曲。悶え、プライマルスクリームの末の、のんびりもんの主題歌。♪タララー自由に、悶えが爽やかにすがすがしい⑩「魂の本」まで、若き中村一義のアーリーベストです。

実は2000年のROCK IN JAPAN FES. に行ってました。どしゃ降りで見られなかった中村一義、あの時見られたら、私の彼との付き合いも変わっていたのかと思います。

◆月末、またむつに行く予定があります。東北に来てはじめての冬、気温見て、予報見て、毎日本当に注意して動こうと思います。

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2014年5月 4日 (日)

StephenStills (Manassas) / MoveAround (1972)

Manassas_cdback201405061◆C面は"Consider"、"考察"といった意味です。音楽的には、敢えて言えば"カントリーロックサイド"でしょうか。ということは私が好んで聴くサイドということになります。

◆シングルにもなった、緩やかにうねるラテンロックの⑫「ItDoesn'tMatter」から、アコギを紡ぐ⑬「Johnny'sGarden」、まさにC,S,NにByrdsが出会う⑭「BoundToFall」、土臭い⑮「HowFar」まで、流れが秀逸です。そして、穏やかに⑯「MoveAround」が始まります。アコギとドラムとムーグが緩やかに絡み合う幻想的な曲です。Stillsのスモーキーな声もここでは効果的です。目に青葉、木漏れ陽が降り注ぐ今の季節にぴったりの佳曲です。

http://www.youtube.com/watch?v=Y8WOZKVdpCQ

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2013年6月23日 (日)

TheDoors/TheSoftParade(1969)

私の1曲:②「TouchMe」The_doors__the_soft_parade

◆しなかったな、って思う日曜の夜は多いです。幾つになっても。今日も何もしなかったから、せめて朝は早めに起きて、しっかり仕事しよう。

◆3日間会議と研修で、最後に社長への質問の時間があったので、少し吠えてしまいました。しっかりやれよ。 オレも、しっかりやれよ。

◆『ソフトパレード』はジャケットが秀逸で②「TouchMe」が名曲。名盤だと思います。意外なカントリーの①「TellAllThePeople」、ケイジャンな⑦「Runnin'Blue」も好きです。⑧「WishfulSinful」の歌唱には品格があります。

♪ "Tell All The People That You See. Follow Me, Follow Me Down!"(①)。

http://www.youtube.com/watch?v=jZjiutHMnH0

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2013年4月21日 (日)

BillyNicholls / WouldYouBelieve (1968→1998)

Billy_nicholls__would_you_believe私の1曲:②「ComeAgain」

◆木曜は24℃、金曜は13℃、週末は長野や宮城は雪。造幣局の桜も平日には葉桜になって、週末行くのを止めて。そんな時節だったのに。今日も晴れているのに気温が上がりません。とっくに春になっているのに、今年はなんだか不思議な4月です。

◆本来ならこの季節に相応しいこのCDを今週は聴いています。BillyNichollsの幻の1st。"幻"というのは1968年に数百枚がテスト盤としてプレスされたものの発売が延期、1998年にCD化されるまで市場に出なかった作品だからです。スウィンギングロンドン時代後期にリリース日まで決まっていながら同レーベルのSmallFacesの名盤『Ogdens'NutGoneFlake』(あの丸缶のヤツ)のプロモーションを優先し後回しにしている内に時流と合わなくなってそのままお蔵入りしたということなのですが。

◆その中身は、どれも一級半というか、

①表題曲

②「ComeAgain」

③「LifeIsShort」

④「FeelingEasy」

⑦「LondonSocialDegree」

⑧「PortobelloRoad」

⑨「QuestionMark」

⑪「GirlFromNewYork」。

そこまで良くないんだけどちょっといい曲が延々と続きます。その緩さ、穏やかさ、サイケな浮遊感がこの時期とっても合います。SimpleyRedの『Stars』とか、サニーデイサービスの『LoveAlbum』とも並び、春に聴きたい作品です。

http://www.youtube.com/watch?v=myk1QNV_X7Q

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2012年10月20日 (土)

TheBeatles / MagicalMysteryTour (U.S.) (1967)

Thebeatlesmagicalmysterytouralbumco 私の1曲:⑥「IAmTheWalrus」 

◆10/10、TV映画『MagicalMysteryTour』がリマスターされ、再発されました。当時酷評されたこの作品の是非はこれからも永く問われることでしょうが、音楽作品としてのこちらは当初から確固たる地位を得て今に至っています。サントラとしての英EP2枚組に既発シングル5曲を追加した米LPが好意的に受け入れられる幸運もあり(今ではこっちが一般的)、一枚に詰まった密度でいえばこれが最高傑作かもしれません。

◆景気のよい、心浮き立つ①表題曲。牧歌的で、一瞬マイナーになってすぐメジャーに転調する、展開の妙にうなる②「TheFoolOnTheHill」。③「Flying」も愛すべき小品、④「BlueJayWay」も不気味にして、ずっと続いても面白いと思ってしまう、③・④ももう中毒というか、もはやここに批評性はありません。⑤「YourMotherShouldKnow」で締めて、必殺の⑥「IAmTheWalrus」。不穏なところにロックのダイナミズムがあるのだと確信するこの曲がレココレの“青の時代”3位! この偏り方はスゴイし、だから読んでて面白い。

◆B面は名曲かけ流し。⑦「HelloGoodbye」はドレミファソラシドをそのままコーラスにする大胆さ。続いてEP盤至上のカップリング、⑧「StrawberryFieldsForever」と⑨「PennyLane」ではお互いの個性が全開。B面の5曲でもっとも知られていない⑩「BabyYou'reARichMan」(⑪のB面)は、クラヴィオラインと手拍子に不安と高揚感が繰り返されグイグイ引っ張られます。最後の⑪「AllYouNeedIsLove」はフランス国家もバッハも取り込んで“すべては愛”。心のざわつきと何か分からない大きさに魅了される、サイケデリックロックを代表する一枚です。

https://www.youtube.com/watch?v=Ap6kSV_U45o

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2011年11月12日 (土)

TheBeachBoys/TheSmileSessions(1967→2011)

Beachboys_smile_cover 私の1曲:⑫「Surf'sUp」

◆8日、何気なくTowerRecordsに行っていつも通り"A"からブラブラ見てたらビックリ!見慣れた(?)ショーウインドウのジャケットが普通にCDのプラケースで棚に置かれている。ブート? じゃない。日本盤は『スマイル』。米盤は『TheSmileSessions』。私は何も知らなかったのですが、とにもかくにも、『SMiLE』が正式発売されたのでした。

◆'04年『SMiLE』はBrianによる'04年制作。今回は'66~'67年BeachBoysの音源を再構成し完成させた『SMiLE』です。ただ、これが'67年に出るハズだった『SMiLE』ではありません。曲順を決める前に完成を断念しているのだから、'67年の『SMiLE』が出ることはないし、そもそも'67年の『SMiLE』は存在しない、とも言えます。それでも当時のBeachBoysのボーカルで、Brian、Mike、Alが合意してのBeachBoys名義での今回の発売。これが唯一の、TheBeachBoysの『SMiLE』なのです。

◆待望の『SMiLE』、聴いて感動で涙、とはいきません。バージョン違いとはいえ、これまで何度も聴いてきたのです。といって、少しずつ断片を聴いて『SMiLE』への思いを強くしてきた、その歩みも否定しません。新鮮な感動ができないのは仕方ないことなのです。

◆構成は'04年Brian版に倣って。'66年当時は並びも決めずに断片を数限りなく録りましたが、この並びが『SMiLE』の正しい並びということでしょう。①「OurPrayer」で始まって⑲「GoodVibrations」で終わる構成が素晴しいし、⑦「YouAreMySunshine」など正しく配置してこそ収録する意味の生まれるカヴァーも収れているので。断片の録音であっても、音楽的には"神に捧げるティーンエイジシンフォニー"、描きたかったのは"祖国アメリカの歴史と誇れる指針"という、明確なコンセプトがあったのだと思いますし。

◆断片でなく、'04年版でないこの『SMiLE』を聴いていると、塊になって音がふくよかになりました。最新の技術で、曲間のつなぎとかテンポを併せたりとかがとても旨くいっているのだと思います。'66年の円みを聴いてると、'04年版はやはり上手過ぎるのでしょう。⑫「Surf'sUp」の"Culumnated ruins domino!"、今回が一番よく聴こえます。

◆BrianとVanDykeが描きたかった"誇るべき祖国"は針路を誤ったのか? 世界が倒れそうな今年、本作が届きました。その先に"Smile"はあるのか、それが私たちの願いです。

http://www.youtube.com/watch?v=zRdyIAGVxlg

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2009年1月17日 (土)

RollingStones / She'sARainbow (1967)

Ref_blueberry_2 Ref_imac_flowershot_3 ◆今週は勤務日が4日、あんまり何もなく、週が終わりました。金曜も新年会がありましたが、前の店では隣りに座っていて普通に話していた人が、2軒目で向かいに座ったら、私、何故か話すのを止めてしまいました。その人はいい人だし、私も彼と話すのに気疲れするわけではないのに。社会人的にダメですが、できませんでした。

◆今週、30代サラリーマンをゆるく鼓舞する音楽はありませんでした。こんな記事のときに紹介される音楽も可哀想ですが、こういう事も書いた方が消化できるし、いいかなと思って。

◆今日はRollingStonesの「She'sARainbow」を紹介します。『TheirSatanicMajestiesRequest』(1967)からのシングルで全米22位、『ベガーズバンケット』も『レットイットブリード』も出る前のStonesがまだまだだった頃の作品で、『Sgt.ペパーズ』の影響モロの『サタニック~』の評価もそれ程ではなかったようです。ただ私は⑥「She'sARainbow」は別だと思います。20代の頃AppleのiMac のCMに使われていて、あの幻想的なサウンドとクルクル回るカラフルなiMac は、当時の20代サラリーマンを間違いなく鼓舞していました。

https://www.youtube.com/watch?v=6c1BThu95d8

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2005年9月10日 (土)

Traffic (1968)

PHCW2702_l私の1曲:②「PearlyQueen」                          

◆バンド名をタイトルに冠した'68年作の2nd。全米17位・全英9位。以後のロック史を見ると、Trafficが全米でも売れていたのは不思議な気がします。メンバーはSteveWinwood(Key)、DaveMason(G)、JimCapaldi(Dr)、ChrisWood(Flute、Sax)の4人、プロデュースはStonesで有名なJimmyMillerです。

◆本作の曲はほとんどがMason作のスワンプ風と、Winwood/Capaldi作のソウルの影響が濃い物に二分されており、悪く言えばバラバラな所があり、その後すぐDaveMasonが脱退するのもよく判ります(ジャケット写真もやる気がない)。とはいえ、Masonの①「YouCanAllJoinIn」の後、「どけどけ!」という感じに入るWinwoodの②「PearlyQueen」への繋がりのスリルは個性がバラバラに発揮されているからこそ味わえるとも言えるし、⑧「Cryin'ToBeHeard」の様にサイケ色・Winwood色の濃い楽曲をMasonの名唄で聴ける、バンドの良さが一体となった曲も見られます。

http://www.youtube.com/watch?v=-_P48AIusjo

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2005年7月 3日 (日)

TearsForFears / SeedsOfLove (1989)

uicy3191私の1曲:③「SowingTheSeedsOfLove」  

◆中古盤の世界では、価格と中身は必ずしも一致しません。溢れている物は安く、珍しい物は高いというだけで、音楽は自分の好みで自分にとっての良し悪しが判断できればいいのです。

◆今日は、今中古で500円で売られていそうなTearsForFearsの3作目を紹介したいと思います。RolandOrzabalとCurtSmithによる2人組で、2ndからの「Shout」、「EverybodyWantsToRuleTheWorld」の連続全米No.1ヒットで一躍時の人となりますが、本作の発表まで4年のインターバルがあり、ここでは黒人女性ボーカルOletaAdamsの起用も相まって、Rolandの思想を掘り下げた深遠な世界を描くのに成功しています。そして③「SowingTheSeedsOfLove」、Beatlesマジカルミステリーツアー期を意識した、肯定的で気持ちを高揚させる名曲が生まれました。

◆以後、Rolandの詩の難解さからかヒットから遠ざかる事を思うと、彼らの曲のポテンシャルとチャートアクションが一致した(全米2位)最後の幸福な時間であり、当時この名曲がチャートを駆け上がるのを追いかけた私にとっても、そうした思いで追いかけた最後の1曲だった気がします。

https://www.youtube.com/watch?v=1lx7uguvFzM

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2005年5月15日 (日)

XTC / AppleVenusVolume1 (1999)

applevenus_big私の1曲:③「EasterTheatre」      

◆XTCの11作目は、彼らにとって非常に重要な作品となりました。Virginレコードとの仲違いにより作品制作をボイコットし長期沈黙、その間にDaveGregoryが脱退、本作リリース時には7年ぶり・メンバー2人きり・インディーズからの発売、という状況でした。しかし本作は、結果として英国ポップ史上に残る傑作という起死回生の一作となったのです。

◆オーケストラを大胆に導入した気品あふれる作品群は、時代との係わりを意識する必要の無い、タイムレスで耳心地の良い最上の仕上がりと呼べるものです。この作品からハマって後追いをしていった私は、元々ポストパンク時代のデビューでヒネくれたポップさが持ち味だった事とかを本でしか知らなかったのですが、それを思うと本作は、職人2人が危機的状況になって初めて“正統派”英国ポップに挑戦した作品なのでは、という印象を持ちます。

◆私は、やはり『Orenges&Lemons』、『Nonsuch』、『WaspStar』、聴きやすい最近作が好きです。商品として考えた場合、聴きやすくてカッコいいって素晴らしい事だと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=zm4gm9bmypg

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