カテゴリー「●TheBeachBoys」の26件の記事

2025年9月21日 (日)

TheBeachBoys / Friends (1968)

Friends私の1曲:①「MeantForYou」

◆今年の夏は暑かった。そして長かった。関東も実は6月中には梅雨が開けていたのではという雰囲気で連日35℃近い気温が続く猛暑で、9/19に突然26℃が来て、これで終わったと思って良いのかな?やり過ごしてやり過ごして、何とか乗り切ったという印象です。

◆そんなお彼岸直前の日曜に聴いているのは『Friends』です。12曲・25分、’67年を通り過ぎた後なのにアルバムオリエンテッドのかけらもない収録時間、一般的な代表曲もなく(①はのちにBrianがセルフカバーもしており名曲と言っていい曲かと。ただ40秒しかない小曲。)、全米最高位126位。それで本作が悪いかというと、とても良い作品だと思います。ヒット曲がなくフックを生まないものの、穏やかな統一感を生み出していて、何度リピートしててもいい感じ。③「WakeTheWorld」④「BeHereInTheMorning」⑤「WhenAManNeedsAWoman」でのコーラスと穏やかで前向きなサウンド、B面も⑦「AnnaLee,TheHealer」のパーカッション、⑩「BusyDoin'Nothin'」はボサノバ、⑦と⑧ではDennisがはじめてBBのアルバムに曲提供と新たな面の萌芽、特に⑨「BeStill」はのちの彼のソロ『PacificOceanBlue』の荘厳な雰囲気の片鱗が見え、聴きごたえがあります。

◆高温化が進む昨今、振り返って今年が一番涼しかった、ってのは避けたいです。Dylanの『今日が一番若い』みたいな。今年の秋棚は冴えなかった気がしますが、一回じゃないですからね。6月にBrianが亡くなりました。音楽好きの私の中でもとても大きく、ありがとうと思っています。

https://www.youtube.com/watch?v=GcKL2T6_DXs&list=PLMxkpnetcodML-x65Q_WVGzvTGYFlFwve

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2024年2月10日 (土)

BrianWilson / IJustWasn'tMadeForTheseTimes (1995)

Photo_20240210111401私の1曲:②「ThisWholeWorld」

◆新チームになって12月以来の会議、それ以来の呑み会でした。新しいメンバーに休日何をしてるのか訊かれ、競馬を振られて大して話しませんでした。競馬と仕事とスーパーに買い物以外してないので話す事がありませんでした。ああ音楽が好きなのか。機会があればそう返事しようと思います。

◆3連休なので競馬と仕事以外にも時間を持つべきで、ブログを書くことにしました。先週から自家用車にコレが入っていました。ソロ1stが'88年に出て2ndがお蔵入りになって、またブランクになってからのリハビリの2ndです。タイトルは『PetSounds』収録の曲名ですが、その曲は入っていません。「駄目な僕」って..。♪IGuessから歌って、♪IGuessIJustWasn'tMadeForTheseTimes~、思い出しました。ファンなんですけど、ひとつ憶えるとひとつ忘れる感じで困ります。

◆自身のドキュメンタリーに併せて作られましたが個別の作品として聴けます。セルフカバーと'76年のデモ⑨「StillIDreamOfIt」('93年『GV'sBox』で初出)による11曲30分。だからどうなのかというと、とても良いのです。選曲も私の好きな曲が多く選ばれています。声が荒れているのもそのまま歌っているのが感動的です。②「ThiaWholeWorld」などこんな歌い方でいいのかって投げっぱなしで、でも⑦「TheWarmthOfTheSun」などは丁寧に歌っておりこんな天才に変な言い方ですけど等身大の姿というように感じます。これまでの人生も、ここから現在までの彼の人生も今聴く我々は知っているわけで、それを思うと、長いし、考えさせられます。この時53歳で、今の私と同年齢。彼は今もたくましくも弱々しくもなく、立っています。素晴らしい事だと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=p8AyjmR1rto&list=PL1bUJrucwnBDqyXD6ffw18eVlxTBcBwUw&index=2

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2022年7月 2日 (土)

BeachBoys' Party! UncoveredAndUnplugged (2015)

Party私の1曲:『Party!』の時から「DevotedToYou」

◆まだ7月あたまですが、毎日暑い日が続いています。南東北は6月中にわずか2週間で梅雨が明けてしまいました。仙台でも連日33~35℃、異常です。毎日をやり過ごせるように、冷房は控えめに、何とか過ごしています。

◆そんなワケで、『Party!』をずっと聴いています。オリジナルは12曲・31分。私の最も好きなアルバムのひとつですが、コッチはセッションを大幅追加の12+69曲の大拡大盤。最初の12曲もホームパーティ用にオーバーダビングしていた歓声やらを剥いだ別モノ。あの『Party!』になるまでのたくさんの断片がびっしりと詰まっています。何しろセッション集だから、聴いてても良い、どこか聴き逃してもいい、ずっと部屋でかけっぱなしで、天井でファンが回ってるような乾いた暑さなら心地良い、そんな作品です。

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2022年2月 5日 (土)

TheBeachBoys / SurferGirl (1963)

Surfergirl_20230916105201私の1曲:①「SurferGirl」 聴いたシーン:立春の夕日

◆1月は休日出勤があって、2/4に代休を取りました。といって、寒いしコロナだし、どこにも行きません。会社のPCも開けましたが、止めてもいいしのんびりした気分で仕事をしました。夕方、一度も外に出ないのはあんまりなので玄関先に出たら寒いなりにも立春の晴れ。戻ってCDを聴く事にしました。

◆『SurferGirl』。'63年作の3rd、本作から正式にBrianがプロデュースになります。①表題曲、②「CatchAWave」、③「TheSurferMoon」、⑥「LittleDeuceCoupe」、⑦「InMyRoom」、⑧「Hawaii」、⑪「YourSummerDream」。たった25分半の作品に有名な曲ばかりが出てくる名盤です。

①の3拍子ロッカバラード、②のウーワーコーラス、聴いたらきっとゴーゴーを踊るインストの⑤「TheRockingSurfer」、文句なく楽しい⑥、素直に流れていくメロディとコーラスが綺麗すぎる⑦、ファルセットの美しく陽るい⑧、⑨「Surfer'sRule」でのホットロッドビートの楽しさ、寂しく若い⑪...。いろんな音楽を聴いたたくさんの人が、ただ愉しい本作に帰ってくる、そんな作品だと思います。

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2014年6月 3日 (火)

BlondieChaplin (1977)

私の1曲:①「ByeByeBabe」

◆BlondieChaplin、'70年代のBeachBoysに加入しメンバーとして『SoTough』『Holland』『InConcert』の3作品を残しました。'70年、FlameとしてBBのBrotherRecordsよりデビュー、バンド解散後Carlの推薦でRickyFataarと共にBBに加入したのでした。BB脱退後もTheBandとの関わりや'97年以降はStonesのツアーメンバーとして帯同するなど、存在感を示しています。

◆本作は'77年発売の1stソロ。彼がBBに持ち込んだ、既存のスタイルと溶け合いながら自分の黒さを嫌味なく打ち出す技がここでも遺憾なく発揮されています。'77年、AORの時代だからか、スタジオミュージシャンとして永く渡り歩く彼だからなのか、決して押出しは強くなく、それでいて刺さる音楽に満ちた、小気味いい1枚となっています。

◆スライドの後、ホンキーピアノとコーラスが呼応する①「ByeByeBabe」から、さらにポップさを増す②「CanYouHearMe」、3曲目にバラードを置いて落ち着く、バランスも良い③「CrazyLove」はBozScaggs風のボーカルから「Something」そのまんまのギターソロ、それも気持ちよく納まります。B面もピアノのリズムの上を小気味よく歌う⑦「LonelyTraveler」、GarthHudsonのアコーディオンが郷愁を誘う、EltonJohnの南部歌にもjoeCockerにも似た⑧「RiverboatQueen」。ちょうどよく、小気味よい音楽に包まれます。

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2012年8月19日 (日)

TheBeachBoys 2012 大阪公演 セットリスト

1.DoItAgain

2.LittleHonda

3.CatchAWave

4.Hawaii

5.Don'tBackDown

6.Surfin'Safari

7.SurferGirl

8.GetchaBack

9.Don'tWorryBaby

10.LittleDeuceCoupe

11.409

12.ShutDown

13.IGetAround

14.That'sWhyGodMadeTheRadio

15.SailOn,Sailor

16.HeroesAndVillains

17.Isn'tItTime

18.WhyDoFoolsFallInLove

19.WhenIGrowUp(ToBeAMan)

20.CottonFiels

21.Forever

22.GodOnlyKnows

23.AllThisIsThat

24.SloopJohnB

25.Wouldn'tItBeNice

26.GoodVibrations

27.ThenIKissedHer

28.CaliforniaGirls

29.AllSummerLong

30.HelpMe,Rhonda

31.Rockn'RollMusic

32.DoYouWannaDance

33.Surfin'U.S.A.

encore

34.Kokomo

35.BarbaraAnn

36.Fun,Fun,Fun

2012.8.17. 大阪市中央体育館

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2012年8月16日 (木)

TheBeachBoys / EndlessSummer (1974)

私の1曲:⑳「AllSummerLong」 

◆明日はビーチボーイズの大阪公演、行きます。自由研究の5作目は、彼らの名ベスト盤、『EndlessSummer』です。えっ、ベスト? 真の名盤でベスト盤を紹介するのはちょっと..。'74年の本作の大ヒットがビーチボーイズをオールディーズに押しやった見方もあり、ベストかオリジナルかの前に、ファンが最も紹介してはいけない作品かもしれません。それでも、聴き返すとビーチボーイズというグループの多くがよく表れていると思うのです。

◆前作、'73年の『InConcert』が25位。ビーチボーイズは巻き返して来ていました。そして同じ頃、映画『アメリカングラフィティ』が大ヒット、エンディングテーマが⑳「AllSummerLong」でした。機を見たCapitolが何回目かのベスト盤を企画、アルバムタイトルはMikeだとか、選曲はBrianだとか、やってないとか、あの最悪のジャケットとか。ちなみに表がBrian、Mike、Al。裏がDennisとCarl。Capitolに勝手にやられて売れてしまう不幸。ビーチボーイズの歴史がここでも繰り返されます。

◆選曲は'65年『SummerDays』までの20曲。「GoodVibrations」が足された21曲のCDもありますが、そこは⑳「AllSummerLong」で終わらないと。たぶん7曲(②・⑤・⑩・⑪・⑮・⑯・⑱)は明日のライブでも演るでしょう。本作の良さは、まず①「Surfin'Safari」が入っていること。'90年代以降のファンは『PetSounds』中心の後追いが多いため、初期はコレに入ってないとわざわざ聴きに行かないので。それと、全曲大ヒットではないんですね。③「CatchAWave」、④「TheWarmthOfTheSun」、⑫「TheGirlsOnTheBeach」とか⑲「You'reSoGoodToMe」とか。⑬「Wendy」はベスト盤に入る曲じゃないでしょう。そして、陰と陽のバランスが絶妙です。Mikeのヒット曲メドレーがあって、Brianの内省的なバラードがある。今も刷り込まれているビーチと女の子の最初期においても、内省的な名曲を並列で量産していた事実。

◆あのセンスの出所の分からないジャケット、ずっと持ってるとそれもいい気になります。メンバーの関与の薄いベスト盤を出されて、売れて過去に追いやられて、それを受け入れています。今回の再結成も、その最たるものに感じます。(理屈に)合わないことを受け入れて、結成50周年なのです。本作を通して聴くと、私達はこの時期のビーチボーイズも大好きだった事が分かります。

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2012年6月 7日 (木)

TheBeachBoys / That'sWhyGodMadeTheRadio (2012)

私の1曲:⑨「StrangeWorld」

◆JamesIhaの新譜が出る時に、新譜の発売日を待ったのは久しぶりだと書きましたが、今年はこんなにスゴイ新譜が待っていました。なんとBrianが復帰してのBB5、2012年全曲新曲での新作です。

◆Brianが海深く沈む『PetSounds』『Smile』でのBrianとメンバーの諍い、'70年代、バンド浮上に話題・才能とも頼られ、'80年代は初のソロ作に対する「Kokomo」での報復。Dennisの後Carlも死んで、ソロも好調な今となっては、BrianがBBに戻ることはないのだと思っていました。今回は『SurferGirl』の時にAlの代わりに加入していたDavidMarksを加えての5人での再結成となりました。

◆奇跡の再結成、中身どうこうじゃないことは最初から解っているのですが、何度も聴いて、これはなかなかいいんじゃないかと思っています。BBなんだから全体的にオールディーズな作風だろうし、①にアカペラを持ってくるのも何度も聞いた気がする。それでも①「ThinkAboutTheDays」は誰よりもBBだし、ハチロクの1stシングル②「表題曲」もそれはそれでいい気がする。MikeLoveの⑦「DaybreakOverTheOcean」も悪くない。この人の声が入るとやはりBBのアルバムなんだな、と落ち着きます。個人的には④以降が好きで、“お祭り再結成”じゃないんだと胸を張ります。⑤のBanjoとか⑥のコーラス、曲を高めていて嬉しくなります。そして⑨からの展開。Brianが戻ってのBBが演る曲はこうであって欲しいという曲が続きます。青春を謳歌するのでなく、ある種の苦さをもって追憶するような。

ちょっと入りすぎでしょうか?でも、いいとか悪いとか言えるモノがずっとなかったから。ファンとしてこんな幸せ、何度も何度も聴いて、味わいたいと思います。

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2012年4月30日 (月)

BrianWilson (1988)

Brian_wilson 私の1曲:①「LoveAndMercy」

◆G.W.はフローラSがイメージですが、今年、前半は春の天皇賞でした。そして、オルフェーヴルが敗れました。

今秋凱旋門賞を目指す三冠馬でありながら、勝った後で騎手を振り落とすこと2回。前走はレース中にコースアウトしながら他馬を見つけると猛然とレースに戻っての2着。圧倒的に強いのに何が起こるか分からないこの馬、一般的な認知もだいぶ上がってたんでしょうか?ふつうに走りさえすれば勝てる。みんながワクワクして観たレースは、ふつうに走って、見せ場のない11着でした。高速で前残りの馬場・初のメンコ・再試験による調教パターンの変化といった科学的根拠から、矯正しようとする人と馬に生まれた不信感など、多くの憶測が出ています。寺山修司がよく競馬と人間を重ね合わせた様に、今回は柏木集保がそんな感想を寄せています。美しいから、哀しそうだから、ひたむきに見えるから、重ね合わせるから。だから競馬は面白いと思うんですが、ついこの前まで圧倒的に強かったこの馬の、圧倒的な走りをまた見たいと思います。きっと、愉しそうに見えると思うので。

◆BrianWilsonは自分の才能を認めてもらえず、駄目になった人でした。それから20年、初ソロとなった本作は精神科医EugeneLandyの影響下にあったものの、音楽ではあのBrianが帰ってきたことを印象付けました。佳曲の③「MeltAway」・⑨「LetItShine」、今のBrianっぽい⑤「LittleChildren」、⑥「OneForTheBoys」の荘厳さ。大曲の⑪「RioGrande」は『SMiLE』っぽい雰囲気だと思っていたら「Fire」のようなくだりがあったり。それでも、最もいいのは①「LoveAndMercy」ではないでしょうか?今もライブで必ず歌われるこの曲。結局、Brianはこれが言いたいのでは、と私は思います。

◆その後'98年『Imagination』以降の活躍は周知の通りで、今年はついにBB5での来日が決定! 私も行きます。今我々は、失った年月を取り戻すように、ただBrianの音楽を聴く幸せに触れています。

https://www.youtube.com/watch?v=2y3J46DhoL0

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2011年11月12日 (土)

TheBeachBoys/TheSmileSessions(1967→2011)

Beachboys_smile_cover 私の1曲:⑫「Surf'sUp」

◆8日、何気なくTowerRecordsに行っていつも通り"A"からブラブラ見てたらビックリ!見慣れた(?)ショーウインドウのジャケットが普通にCDのプラケースで棚に置かれている。ブート? じゃない。日本盤は『スマイル』。米盤は『TheSmileSessions』。私は何も知らなかったのですが、とにもかくにも、『SMiLE』が正式発売されたのでした。

◆'04年『SMiLE』はBrianによる'04年制作。今回は'66~'67年BeachBoysの音源を再構成し完成させた『SMiLE』です。ただ、これが'67年に出るハズだった『SMiLE』ではありません。曲順を決める前に完成を断念しているのだから、'67年の『SMiLE』が出ることはないし、そもそも'67年の『SMiLE』は存在しない、とも言えます。それでも当時のBeachBoysのボーカルで、Brian、Mike、Alが合意してのBeachBoys名義での今回の発売。これが唯一の、TheBeachBoysの『SMiLE』なのです。

◆待望の『SMiLE』、聴いて感動で涙、とはいきません。バージョン違いとはいえ、これまで何度も聴いてきたのです。といって、少しずつ断片を聴いて『SMiLE』への思いを強くしてきた、その歩みも否定しません。新鮮な感動ができないのは仕方ないことなのです。

◆構成は'04年Brian版に倣って。'66年当時は並びも決めずに断片を数限りなく録りましたが、この並びが『SMiLE』の正しい並びということでしょう。①「OurPrayer」で始まって⑲「GoodVibrations」で終わる構成が素晴しいし、⑦「YouAreMySunshine」など正しく配置してこそ収録する意味の生まれるカヴァーも収れているので。断片の録音であっても、音楽的には"神に捧げるティーンエイジシンフォニー"、描きたかったのは"祖国アメリカの歴史と誇れる指針"という、明確なコンセプトがあったのだと思いますし。

◆断片でなく、'04年版でないこの『SMiLE』を聴いていると、塊になって音がふくよかになりました。最新の技術で、曲間のつなぎとかテンポを併せたりとかがとても旨くいっているのだと思います。'66年の円みを聴いてると、'04年版はやはり上手過ぎるのでしょう。⑫「Surf'sUp」の"Culumnated ruins domino!"、今回が一番よく聴こえます。

◆BrianとVanDykeが描きたかった"誇るべき祖国"は針路を誤ったのか? 世界が倒れそうな今年、本作が届きました。その先に"Smile"はあるのか、それが私たちの願いです。

http://www.youtube.com/watch?v=zRdyIAGVxlg

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