DavidBowie/"Heroes"(1977)
◆先週、ウチの部の今年初の会議がありました。しかし、躊躇わずに進める目標を持ち帰ることはできませんでした。でも、それで上司を非難する気持ちはありません。会社も我が部も、悩むべき位置にいるように思います。夜、新年会には8月までの上司が顔を出してくれました。4ヶ月の海外研修から帰ってきて、「元気?」と満面の笑み。入社した時からずっと恐い先輩でしたが、同じ部で働くようになって、ときどきこんな顔を見るようになりました。厳しい状況でも、大丈夫なんだという安心感がありました。この秋、相談したいことはありましたが、それはせず、自分で決めました。相談もしないし、もはや上司でもない。それでも、いてくれることの安心感。ずっとこの満面の笑みを待っていたんだと思いました。
◆DavidBowieの『"Heroes"』には、そんな揺るぎなさを感じます。作品はアバンギャルドなのに、このスタイルで進む信念に貫かれ、芯が通っています。へそ探してる①「BeautyAndTheBeast」。そして、②「JoeTheLion」と⑤「Blackout」。RobertFrippのフリーキーなギター。異質な物であっても、それを薄っぺらにはしません。日本情緒な⑧「MossGarden」。仮に付け焼刃だとしても、笑い飛ばす自信があります。シアトリカルな④「SonsOfTheSilentAge」、雰囲気勝負はお手の物の⑥「V-2Schneider」。
◆そして③「"Heroes"」。あまりに聴きなれていて今さら鮮度がないようですが、曲が進むにつれ、その存在感にやはり圧倒されます。この楽天性の何もない名曲に私も気楽な気持ちなど持ちませんが、細かい目標値がなくても、項目が見えなくても、目指すことは決まっているのだと思います。私は、それをチームのメンバーと共にやり遂げたいと思います。
| 固定リンク
「Progre,JazzRock」カテゴリの記事
- ThePolice / ReggattaDeBlanc (1979)(2020.08.13)
- Sting / ...NothingLikeTheSun (1987)(2018.11.08)
- Genesis / A TrickOfTheTale (1976)(2018.03.03)
- Emerson,Lake&Palmer / Tarkus (1971)(2016.03.20)
- SteelyDan / CountdownToEcstasy (1973)(2013.09.23)
「1975~1979年」カテゴリの記事
- Journey / Infinity (1977)(2020.11.08)
- BruceSpringsteen / DarknessOnTheEdgeOfTown (1978)(2020.10.03)
- ThePolice / ReggattaDeBlanc (1979)(2020.08.13)
- 井上陽水 / スニーカーダンサー (1979)(2020.03.07)
- 荒井由実 / 14番目の月 (1976)(2019.09.29)
コメント