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2008年5月20日 (火)

SouthernAllStarAndAllStars/稲村ジェーン(1990)

Vicl60221私の1曲:②「希望の轍」             

◆本日、サザンが活動休止を発表しました。過去にも彼らが休止していた時期はありましたが、その間は毎年ベストが出ていたような印象がありました。つまり、レコード屋にはいつもサザンが平置きされていた気がするのです。それも30年間。その間一度も廃れたことのない彼らは、まさに国民的ロックバンドと言えるでしょう。

◆本作『稲村ジェーン』は企画盤だし最高作ではないでしょうが⑤「真夏の果実」もあるし、異国情緒が一陣の風を営業所にも運ぶ、爽やかな一枚です。何より、②「希望の轍」が入っています。この曲はサザン名義でなく一度もシングルカットされていないながら、おそらく最も愛される曲のひとつでしょう。この曲を聴いてると、夢とか希望とか、波が砕けて、また夢と希望が高鳴っていくような、そんな気持ちになります。私は、桑田さんにはソロでは出せず、サザン名義だからこそ出せる曲があると思います。この曲はそんな曲だからこそ、(サザン&AllStarsとして)シングルカットしなかったのだと思うし、ライブで原坊が弾くイントロを聴くと、これはまさしくサザンの曲です。会社の飲み会に行って何気ない一言に傷つく若手とか、躊躇って悔いを残す37歳とか、Dylanも『血の轍』だし、人生はつくづく轍だと思います。

◆国民の誰もが好きな曲のありそうな彼らの活動停止は本当に淋しいですが、彼らの言うとおり、我々が"サザン"の屋号を預かって、彼らの帰りを楽しみに待つことにします。サザンに会える夏がまた来ると思います。

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