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2007年4月 7日 (土)

RCサクセション / シングルマン (1976)

Singleman私の1曲:⑦「ヒッピーに捧ぐ」      

◆桜の季節、最も好きなのがサニーデイサービスの『LoveAlbum』なのは変わりありません(2005.5.16.参照)。今年は自分の業務エリアの都合で東京・山梨、そして今、長野の桜を見ています。桜を長く見れるのは嬉しいです。月曜日、都内を車で走っているといたる所で桜並木、雨の夕暮れの並木道は光が遮られ、桜の美しさも何だか不気味な美しさです。ふと、この曲を思い出しました。

◆⑦「ヒッピーに捧ぐ」、RCの3rd『シングルマン』収録の名曲です。ホリプロ時代のマネージャーで、ポックリ病で亡くなった“ヒッピー”氏への鎮魂歌。悲しみと叙情性のシンクロと清志郎の嗚咽が高めるクライマックスが、人々を踊らせる桜の暗部と重なります。この叙情性を演出したアレンジは、ここもモップス→陽水の星勝です。

◆『シングルマン』は'76年発売ですが実際は'74年頃の録音、事務所移籍トラブルにより、長らく発売できなかったのです。印象的なジャケットは『幼児児童絵画統覚検査図版』からの使用、歌詞カードの「世界的なスタジオミュージシャンを豊富に使用しております。」はTowerOfPowerの事。1曲目の「ファンからの贈りもの」からフォークを大きく逸脱しており、④「ぼくはぼくの為に」はまるで30年後のエースコック・スーパーカップ、⑪「スローバラード」まで収録した、曲の振れ幅と粒立ちの圧倒的な傑作なのですが、全く売れなかったそうですぐ廃盤(廃盤復刻運動によって'79年に再発)。この間、バンドのエレキ化に対応できず破廉ケンチが脱退、4th『Rhapsody』の発売は4年後の'80年と、まさに絵に描いた様な不遇時代でした。

◆本作の歌詞は異様で攻撃的、すねていて売れるハズもないのですが、ブレイク後も彼の社会への辛辣さは変わりません。それでも彼は、昔も今もこどものような笑顔をしているのです。それに感動してしまいます。

https://www.youtube.com/watch?v=w_Qbg3odlCA

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