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2007年3月20日 (火)

モップス / モップスと16人の仲間 (1972)

Mops私の1曲:①「たどりついたらいつも雨ふり」

◆14日、鈴木ヒロミツさんが亡くなりました。享年60歳、早すぎる死が惜しまれますが、私も、彼がロック畑を離れたまま亡くなったことが、やはり大変残念に思います。

◆リアルタイムのヒロミツさんはずーっとタレントでしたが、元々はロックバンドのヴォーカリストでした。モップス、モップで音楽界を一掃するというのが由来で、実際'67年にGSグループとしてデビューしながら'74年まで息の長い活躍を、高い音楽性で実践したバンドでした。

◆本作でのメンバーは博三の他、星勝、スズキミキハル(博三の実弟)、三幸太郎の4人。アルバムタイトルにある通り当時時流にあったフォーク系アーティスト16人が提供した曲をぶっといグルーヴで料理しており、サイケでデビューしヘビーなブルースロックからコミックソングまで何でもできる懐の深さと高い演奏力がここでも活かされています。

◆拓郎の①「たどりついたらいつも雨ふり」はハードさと情緒性が融合した名テイク、角田ヒロ&加藤和彦のミカバンド系らしいブギ②「大江戸冒険譚」、ブレバタ岩沢幸矢の洗練されたメロディが光る③「いつか」、六文銭コンビ及川恒平&小室等による誰にもある小宇宙をえぐる⑥「くるまとんぼ・アンドロメダ」、オフコース「NEXTのテーマ」の元ネタのような雄大なホーンが聴ける杉田二郎⑦「あるがままに」、⑧「ねぇ、ちょいとそこゆくお嬢さん」では博三らしい遊び心を発揮してエンケンを完コピ、泉谷らしい青くささが沁みる⑨「当世少女気質」、ここでも偉才を放つ陽水の⑩「窓をあけろ」。他にも清志郎やムッシュが曲提供をしています。

◆様々な曲と渡り合う博三のボーカルは随所で力を示していますが、ミキハル&星のオリジナル2曲も母さんまっ青の出来、他人の曲の寄せ集めは企画物ともいえるのですが、その雑多な所こそモップスであり、彼らの高い演奏力が最高の'72年型ショーケースを作り上げています。

http://www.youtube.com/watch?v=Dq8UfAbipEI

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