« JanisIan / MiracleRow (1977) | トップページ | U2/HowToDismantleAnAtomicBomb(2004) »

2006年5月20日 (土)

ArtGarfunkel / AngelClare (1973)

Art私の1曲:⑥「AllIKnow」 

◆メイク落し後の様な眉毛、ラガーシャツの右肩は解れ、S&G解散後の初ソロという待望久しかった当時(全米5位)ならいざ知らず、今となってはジャケットを見て購買意欲をそそられるロックファンはまず皆無と言っていいでしょう。しかしこれ、中身は大傑作です。もう少しいいジャケットなら今でももっと取り上げられただろうにとか、このひどいジャケットだからこそ愛おしい気持ちが増すのだとか、屈折した愛情も強まる珠玉の作品集です。

◆感動の名唄①「TravevelingBoy」は、Carpenters「RainyDays&Mondays」でもお馴染みのPaulWilliams&ロジャニコの作品、エンディングのギターもそれっぽく鳴り響きます。PaulSimonも書きそうな③「IShallSing」はVanMorrisonの曲、永らくTVのメジャーリーグ情報で使われていた曲に似た明るい雰囲気です。Paul以外で最も相性のいいJimmyWebb作の⑥「AllIKnow」が1stシングル(9位)、抑揚があり情感豊か、正にこの声にこの曲! 素晴しいです。記憶の奥を呼び覚ます⑧「Woyaya」は、あぁ『JesusChristSuperstar』の「Everything'sAlright」だったんですね。アフロビートに子供達の聖歌隊とArtの掛け合い、フラメンコギターは「ElCondorPasa」のよう、音の重なりが心地良いです。再びJimmyWebbの⑩「AnotherLullaby」で締め括られる本作、ArtとRoyHalee(『明日に架ける橋』)の共同プロデュースはとにかく丁寧な作りで、多種多様な音楽背景が見事に統一され、敬虔な世界を作っています。

◆ロックの世界、とかく曲を書く人がエライ風潮がありますが、S&Gを最初に気に入るのはみんな歌声の素晴しさからだったよなぁ、とこれを聴く毎に思います。

http://www.youtube.com/watch?v=IaBjY-zm0sI

|

« JanisIan / MiracleRow (1977) | トップページ | U2/HowToDismantleAnAtomicBomb(2004) »

1970~1974年」カテゴリの記事

Pop」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ArtGarfunkel / AngelClare (1973):

« JanisIan / MiracleRow (1977) | トップページ | U2/HowToDismantleAnAtomicBomb(2004) »