カテゴリー「1960年代以前」の62件の記事

2018年9月28日 (金)

BobDylan / Highway 61 Revisited (1965)

Bob_dylan__highway_61_revisited私の1曲:⑨「DesolationRow」

◆100年後も歴史的傑作と呼ばれるであろう本作、私は今頃⑨にハマっています。11:21の大作、延々と同じメロディ、歌詞が分からない私に拷問のようなこの曲が、1.遅刻しそうだけど一定の法定速度を刻めば間に合う時、2.悪いことを思って気もそぞろ、事故でも起こしかねないときにただただ運転に集中したい時、バツグンの効力を発揮します。人生は一喜一憂しない、人生は退屈を繰り返して退屈しない、人生は少し笑い飛ばす。澄んだイントロがきっと数年後の日本のフォークになったに違いない⑨「廃墟の街」が教えてくれます。

◆他に①「LikeARollingStone」があって、②「TombstoneBlues」があって、⑤「BalladOfAThinMan」がある。B面になって⑥「QueenJaneApproximately」があって、⑦表題曲があって、⑧「JustLikeTomThumb'sBlues」があって、⑨「廃墟の街」がある。およそスゴい曲しかない本作、名曲然とした①、意外にも軽やかな⑥や⑧、引き込む②・⑦、ストーリー性のある⑤、曲のあたまから名曲、曲のあたまから楽しい。繰り返し聴いて、何かがいつかの私を助けてくれそうな気がします。

https://www.youtube.com/watch?v=hUvcWXTIjcU

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2015年11月22日 (日)

Donovan's GreatestHits (1969)

Donovandonovans_greatest_hits私の1曲:⑨「HurdyGurdyMan」

◆今週、仙台に上司が来て同行しましたが、出来が悪かったですね。反省しきり、この3連休に仕事もたまりましたが、やりましょう。切り替えたいと思います。

◆仙台に来てから車移動が長くなり、出張の時にはCDをたくさん持ち歩くようになりました。これもその時のCDです。

◆Donovanのベスト、過去の音源がどんどんCDで再発された時に買って、以降25年DonovanのCDは買っていません。ですが、本作はDonovanの音楽が素晴らしいと思わすのに十分な作品になっています。

A①'67年シングル(全米19位)

A②'66年3rd『SunshineSuperman』(全米1位)

A③'67年シングル(全米11位)

A④'68年6th『HurdyGurdyMan』(全米26位)

A⑤'67年5th『AGiftFromAFlowerToAGarden』(全米23位)

A⑥'66年3rd『SunshineSuperman』

B⑦'67年4th『MellowYellow』(全米2位)

B⑧'65年2nd『Fairytale』・再録

B⑨'68年6th『HurdyGurdyMan』(全米5位)

B⑩'65年1st『What'sBinDidAndWhat'sBinHid』(全米23位)・再録

B⑪'68年シングル(全米33位)

初期の彼のヒット曲が網羅されています。

フォークから出発しフォークロック、サイケ、フラワーと、彼の音楽は時代と呼応し、大きな支持を集めました。本作も2曲を再録した、従来のベスト盤とは異なる、当時の最新盤でした。それが、私が本作を好きながらこれまで次に踏み込まなかった理由なのかもしれません。それ程、本作はいち作品としての魅力があります。JimmyPage、JohnPaulJonesが何曲かで参加しています。

https://www.youtube.com/watch?v=dHV8Wzldlck

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2015年6月21日 (日)

TheByrds / Turn! Turn! Turn! (1965)

Turnturnturncover私の1曲:②「ItWon'tBeWrong」

◆仙台に引っ越してから、朝起きてCDを1枚聴くというのを日課にして、家にあるいろんなCDを聴く機会になりました。そして本作をかけると、嫁に同じCDばかり聴いてる、と言われました。同じではなく同じような。傾向が寄るのは仕方ありません。中でも本作の破綻の無さがより、そう思わせたのかもしれません。

◆そんな本作、TheByrdsの2nd『Turn!Turn!Turn!』です。TheByrdsは時代によって音楽性を変遷させ生き延びた名バンドですが、本作に限っては前作の作風を踏襲しています。フォークロックを引っ提げデビューした彼らは、1stでは多くを譲らざるを得なかった演奏も行い、バンドとしての真のデビュー作と呼べるものになりました。

◆全米1位になり時々CMにも使われる①表題曲、タイトな演奏とコーラスが決まる②「ItWon'tBeWrong」。GeneClarkの名バラード③「SetYouFreeThisTime」とDylanの④「LayDownYourWearyTune」。透明な⑤「HeWasAFriendOfMine」までがA面。B面は猛々しい⑥「TheWorldTurnsAllAroundHer」から、大きなメロディがその後を予見させる⑧「IfYou'reGone」、⑩「WaitAndSee」ではギターソロが斬り込みます。

本作には驚くほど統制がとれ破綻がありません。ジングルジャングルなギターと完璧なコーラス、ニュアンスのある演奏、それらが箱の中にスパッと収まります。我々が持つ「Mr.TambourineMan」のイメージを成長した姿で完璧に表現した彼らは、その後大きなうねりに飛び込んでいくこととなります。

https://www.youtube.com/watch?v=EcVhZ1JGYCg

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2014年4月23日 (水)

BobDylan / Blowin'InTheWind (1963)

Bobdylans◆4/21、ZeppNambaに行ってきました。今回も前回に続いてDylanなのにライブハウスでのツアー。全国5ヶ所・計17回、約1ヶ月も日本に滞在しています。大阪は最後の地、4/21はその初日でした。

◆いきいきしたとはDylanに似つかわしくないですが、72歳とは思えぬ元気、ヨーデルみたいな歌いっぷりも頻繁に、フォーク ・ ロック ・ オールドタイミーなジャズを行き来する、濃密な時間に満たされました。今回も原曲からのアレンジがきつくて何の曲を歌っているのか判りません。最初に判ったのは4曲目、「Workingman'sBlues♯2」(今ツアー名古屋に続き2回目。お気に入り。)でした。Dylanのライブを聴く特徴として、何を演ってるか判らないところから、知ってる歌詞がいくつか出てひょっとしてこの曲かな? と、曲を決め打ち。サビが来て曲名が来て、やっぱコレだった~、と安堵。こんなライブの愉しみ方はDylan以外ではありません。

◆アンコールのラストは「Blowin'InTheWind」。コレは歌い出しからすぐに判って、歓声が上がりました。

ライブを観てから毎日Dylanを聴いているのですが、夜、仕事の帰りに車でYoutubeで今回と同じアレンジのライブを聴くとなんだか物悲しくて、強烈にひとりを感じます。Dylanは答えは風にあるって、答えてくれません。でも、それを教えてくれるのが友達なのです。それが、とてもよかったと思うのです。

http://www.youtube.com/watch?v=ezQRYalV-lU

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2013年10月 7日 (月)

LedZeppelin / Ⅱ (1969)

Led_zeppelin__led_zeppelin_ii私の1曲:④「ThankYou」

◆先週、朝日新聞の、趣味を紹介するコラムで初めてロックが取り上げられ、執筆していたかたもわざわざ触れていた様に、それがBeatlesでなく、Stonesでなく、LedZeppelinでした。すごいぞZep。

◆それで久々にZepを取り出しました。聴くのは決まってて、聴かないのは『Ⅱ』と『InThroughTheOutDoor』。『Coda』は持っていません。久々、『Ⅱ』を聴きました。

◆印象とはだいぶ違いました。まず①「WholeLottaLove」が5:34。10分くらいあるんだと思ってました。1stA面の長いブルースのもっと面白くないのが『Ⅱ』だと思っていたので、印象よりずっとコンパクト・キャッチーな本作はまさしく私の“面白いZeppelin”でした。②「WhatIsAndWhatShouldNeverBe」長いな、邦題「強き二人の愛」は「GoodTimesBadTimes」でニンマリ、途中テンポが変わってその道が「Rock'nRoll」へと続く③「TheLemonSong」。B面、3人いかにもな演奏を聞かせギターソロはヨレヨレなのもそれっぽい⑤「Heartbreaker」、この手のR&Rも得意分野の⑥「LivingLovingMaid」。⑦「RambleOn」では叙情と爆発の起伏から展開していくのをドラムの地鳴りが下支え。次の⑧「MobyDick」、⑨「BringItOnHome」と共にZeppelinの存在意義を知らしめます。

◆特別な1曲は④「ThankYou」。ドラム、ギター、ハモンドオルガン、どれもがあまりに個性の固まりなので可笑しく、まるで飛行船の空気のように、仕事で張っていた気持ちがプシューっと脱けました。この名曲、意外にあっさり終わるのですが、それももっと聴きたくなる愛おしさです。

http://www.youtube.com/watch?v=u1z4vkPWkLQ

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2013年8月25日 (日)

Blood,Sweat&Tears (1968)

Bst_cover私の1曲:④「MoreAndMore」

◆金曜日、大阪市の猛暑日が連続17日となり、大阪市の記録が71年ぶりに更新されました。71年前は昭和17年、クーラーをPCもない時代のその暑さ、信じられません。打ち水や家の構造、日かげなど、それでも今よりずっと涼しかったそうですが。ちなみに全国一は大分県日田市、'94年の22日連続だそうです。そして、当然行くと思っていた土曜日の山歩きは、これまでまったく降らなかった金曜夜の、しかも大雨で中止になりました。大阪市の気温も28℃、連続猛暑日記録も終了しました。

◆これで夏が終わるわけでもありませんが、甲子園が終わり、24時間テレビも終わって、ちょうどひと区切りです。暑さが落ち着いて、こんなややこしい音楽も聴くことができました。『Blood,Sweat&Tears』。2作目がセルフタイトルです。設立者AlKooperがワンマンぶりから孤立し脱退、メンバーが大きく入れ替わっての2作目でした。1stでの独創ぶり、拡散ぶりから、ジャズ、ブラスに大きく特化した、端正な作品になりました。バンド名が受けるイメージと、代表作と言われる2ndの内容にはだいぶ違いがあります。

◆'90年代前半の日本であきれる程流行った①「EricSatieの主題による変奏曲」。パワフルな②「SmilingPhases」に続いてSteveKatz作品③「SometimesInWinter」で一息入れるのは1stと同じ流れ。ここで④「MoreAndMore」。DavidClayton-Thomas圧巻のボーカルが本作をロックの名盤に押し上げます。続く⑤「AndWhenIDie」(LauraNyro作)はパワフルでいて軽妙、聴くにつけヒット曲⑦「SpinningWheel」・⑧「You'veMadeMeSoVeryHappy」でのD.C.-Thomasのボーカルだけではない、本作の洒脱さ・優雅さが随所に見えます。荒々しいボーカル、端正な音作り、『DejaVu』と同じセピア色のジャケット。疑いのない名盤の、何故かメンバーの首は挿げ替えです。荒々しさ、端正さとは違う、醒めた視点を感じます。

http://www.youtube.com/watch?v=XxBXjYH9XVI

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2013年6月23日 (日)

TheDoors/TheSoftParade(1969)

私の1曲:②「TouchMe」The_doors__the_soft_parade

◆しなかったな、って思う日曜の夜は多いです。幾つになっても。今日も何もしなかったから、せめて朝は早めに起きて、しっかり仕事しよう。

◆3日間会議と研修で、最後に社長への質問の時間があったので、少し吠えてしまいました。しっかりやれよ。 オレも、しっかりやれよ。

◆『ソフトパレード』はジャケットが秀逸で②「TouchMe」が名曲。名盤だと思います。意外なカントリーの①「TellAllThePeople」、ケイジャンな⑦「Runnin'Blue」も好きです。⑧「WishfulSinful」の歌唱には品格があります。

♪ "Tell All The People That You See. Follow Me, Follow Me Down!"(①)。

http://www.youtube.com/watch?v=jZjiutHMnH0

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2013年5月20日 (月)

LauraNyro / NewYorkTendaberry (1969)

New_york_tendaberry20130518私の1曲:④「MercyOnBroadway」

 

◆18日、大山に登りました。なだらかな土地に大山だけが大きくそびえているから、だいぶ手前からずーっと山が見えます。はじめに見えるのは山肌が切り取られて怖っかない、南からの大山。やがて西に廻り高速を降りると、大山は高原からひいた穏やかな姿に変わります。

◆山に入ると一段一段が高くただただきつい。調子が出る前に息も絶え絶え。振り向くと麓の広場が見える。こんなに登ったんだ。一合ずつ、100mずつ、道標を数えて、木の背丈がだんだん低くなって。3時間、無事に山頂に辿り着きました。見晴らしが良過ぎて足がすくむ景色は、立山以来。久しぶりの感覚でした。

◆下りも一段ずつが大きくて、脚をひねらないように、負荷がかからないように、一歩ずつ。それでもドスドスとしか踏み込めない1歩が刻むのは、混沌から湧き上がる♪"ShineEverybodyShine!"。LauraNyroの命を削る名盤『NewYorkTendaberry』、④「MercyOnBroadway」のサビの一声。コレで書かなきゃ歌詞も見なかったけれど、なんて力強いのか。

◆キツい下山の一歩に湧き上がる④は本作では決して最高の1曲ではありません。①「YouDon'tLoveWhenICry」,②「CaptainForDarkMornings」,③「TomCatGoodbye」, B,S&T感のある⑥「GibsomSteet」や⑦「TimeAndLove」,⑨「SweetLovin'Baby」,⑩「CaptainSaintLucifer」。どれだけの名曲がここに転がっているのか。NewYorkの猥雑さ、静謐さが全編に、力強く描かれています。

http://www.youtube.com/watch?v=Of6EUvuaZ-Q

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2013年4月28日 (日)

Cream / Goodbye (1969)

Goodbye_album_2私の1曲:④「Badge」 

◆4/28が天皇賞って、しっくり来ません。G.W.は、1週目がオークストライアルでアメドラフェスタ。気温の高い日があって、2週目が天皇賞。5/2とか3日くらいがしっくり来ます。月曜日は自己紹介で唐突に「BellBottomBlues」が好きだって言って周りを困らせ、金曜日は後輩の地雷をワザと踏んで荒れさせる。今日もやけっぱちだったな。散らかった、荒れた42歳。

◆そして『Goodbye』って。そこまで荒れてません。本作はCreamのラスト作で、'68年11月の解散後、'69年3月に発売されました。

ライブが①~③で、スタジオ録音が④~⑥。

それでいてA面(15:30)は①②で、B面(14:56)にライブの残り③が1曲だけ入って、あとはスタジオの④~⑥。

せめてA面がライブで、B面がスタジオくらいにはするでしょう。この散らかった、荒れた、寄せ集めの1枚。ロックっぽいと言えばそうかもしれんが。

◆それでも中身は①「I'mSoGlad」でClaptonのギターは冴えわたり、それと渡り合うJackBruceのベースとGingerBakerのドラムもまた凄まじく、走ります。②「Politician」ではテンポを落とした的確なプレイ。スタジオ作ではJackBruce&PeteBrown作の⑤「DoingThatScrapyardThing」でのJackのポップなピアノ。まぁそれでも標準点。

◆本作の価値はClaptonとGeorgeHarrison共作の④「Badge」。ギターのカッティングからドラムのアタック、コンパクトでキャッチーな完璧なイントロからボーカル。そして、サビに入る直前にあのギターソロが入ります。ここもコンパクトにして、存分に語り、舞い上がる。決して過剰でなく、だが決定的なフレーズをたたみ込みます。そして、思いの外Claptonのボーカルがまろやかに甘い。

ライブは長尺、スタジオはコンパクト。僅か2:45、規範を守った上で圧倒的な力量を見せつけ、メンバーは次のステージに向かいました。

http://www.youtube.com/watch?v=q3nPXFcARkA

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2013年4月21日 (日)

BillyNicholls / WouldYouBelieve (1968→1998)

Billy_nicholls__would_you_believe私の1曲:②「ComeAgain」

◆木曜は24℃、金曜は13℃、週末は長野や宮城は雪。造幣局の桜も平日には葉桜になって、週末行くのを止めて。そんな時節だったのに。今日も晴れているのに気温が上がりません。とっくに春になっているのに、今年はなんだか不思議な4月です。

◆本来ならこの季節に相応しいこのCDを今週は聴いています。BillyNichollsの幻の1st。"幻"というのは1968年に数百枚がテスト盤としてプレスされたものの発売が延期、1998年にCD化されるまで市場に出なかった作品だからです。スウィンギングロンドン時代後期にリリース日まで決まっていながら同レーベルのSmallFacesの名盤『Ogdens'NutGoneFlake』(あの丸缶のヤツ)のプロモーションを優先し後回しにしている内に時流と合わなくなってそのままお蔵入りしたということなのですが。

◆その中身は、どれも一級半というか、

①表題曲

②「ComeAgain」

③「LifeIsShort」

④「FeelingEasy」

⑦「LondonSocialDegree」

⑧「PortobelloRoad」

⑨「QuestionMark」

⑪「GirlFromNewYork」。

そこまで良くないんだけどちょっといい曲が延々と続きます。その緩さ、穏やかさ、サイケな浮遊感がこの時期とっても合います。SimpleyRedの『Stars』とか、サニーデイサービスの『LoveAlbum』とも並び、春に聴きたい作品です。

http://www.youtube.com/watch?v=myk1QNV_X7Q

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